栄養価の高い代表的な和食そば

のど越しを楽しむそば

そばは日本を代表する和食です。
海外の方にはうどんのほうが受けが良いようですが、日本のワビサビに通じるそばもなかなかの魅力を持っています。
つるつるとしたそばは、食べるというよりのど越しを楽しむものと言われています。
うどんと違い細い麺が多いそばは、つるつるとしたのど越しの良さが魅力の一つです。
夏によく食べられる冷たいそばを食べる時は、つゆに少しだけつけて一気にすすり込むのが正しい食べ方だと言われています。
そばだけは音を食べても誰も叱る人はいません。
音を立てて一気にすすり込む食べ方が粋だとされているからです。
ただこれは音を立てずに食べるのが良いとされる欧米などではちょっと受け入れがたい習慣のようです。
そばを食べた後は、そばをゆがいた茹で汁でつゆを割り、そば湯として楽しむこともできます。
そばの茹で汁には、ポリフェノールの一種ルチンが豊富に溶け込んでいますから栄養を残さず摂るには良い方法です。

豊富な栄養素で注目されるそば

最近では代表的な和食としてだけでなく、含まれている栄養素の豊富さでそばが注目されています。
血液と血管の血管を守ってくれるルチン、美容に欠かせないビタミンC、ストレス緩和に役立ってくれるビタミンB群など豊富な栄養素が含まれています。
特にビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B5と実に豊富です。
ビタミンB1にはストレス緩和や肌荒れ防止、ビタミンB2には新陳代謝アップや肥満を防ぐ効果が期待されています。
また、便秘に良い食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維の中でも消化されにくいヘミセルロースが多く含まれているため、便秘の改善に大いに役立ってくれることでしょう。
このように素朴でありながら豊富な栄養素を含む和食は珍しいのではないでしょうか。

日本の伝統と深く結びついているそば

そば切りが考案されたのは400年ほど前のことですが、そばは縄文時代から食べられていたといいます。
そう考えると日本人のソウルフードと呼んでも良いかもしれません。
長年慣れ親しんだソウルフードであるため、日本の伝統と深く結びついています。
大みそかの夜には、年越しそばとしてそばを食べる習慣があります。
これはそばが切れやすいことから一年の災厄を断ち切る意味で食べるもので昔から行われてきました。
一般に年越しそばと呼ばれていますが、それぞれの土地によって寿命蕎麦や福蕎麦など呼び方は様々です。
食べられるそばも郷土色豊かで様々なそばがあります。
郷土色豊かなそばを食べながら家族みんなで年を越す習慣は、日本が存在する限りこれからも続けられていくことでしょう。

吹田市江坂の和食といえば「旬菜天つちや」